注文住宅を購入する際に起こりがちなトラブルとその対処法について解説

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/17


注文住宅は、間取りや内装、外観など、自分たちの要望を活かして設計・建築してもらえるのが魅力です。しかし、完成形ではなく一から築き上げるため、建売住宅などよりトラブルが多い傾向にあります。本記事では、注文住宅でよく起きるトラブルを紹介し、防止対策や相談窓口について解説しますので参考にしてみてください。

注文住宅を購入する際に起こりがちなトラブル

注文住宅でよく起きるトラブルを知っておきましょう。

施工ミス・設備の不具合

外壁や内壁、基礎の部位のひび割れ、雨漏り、床・開口部・建具の変形、外壁・内装・床のはがれや汚れなどの不具合です。ひび割れは、経年劣化や地震による場合もあるので、すべてが施工ミスとは限りません。また、雨漏りは屋根だけでなく、外壁や窓のケースもあります。そのほか、水回りや建付け不良など、主に施工業者のミスや技量不足が原因と考えられるでしょう。

工期の遅れ

工期は、着工から引き渡しまでの期間で約4ヶ月を目安にしています。遅れの主な原因は、雨などの天候不良で、予定どおりに現場が進まないためです。大地震や大型台風が起きた場合は、建築資材などが入ってこないケースもあります。そうなると、仮住まいの手配や費用が必要です。また、つなぎ融資を利用する場合は、完成の遅れで支払利息が増える可能性もあります。天候や天災は予測できないため、工期には少し余裕をもつようにしましょう。

設備変更などによる追加費用の発生

注文住宅では、施工途中に設備の変更や追加工事を提案される場合があります。安易に受け入れてしまうと、後で高額な追加費用が請求される可能性も。とくに何度も追加工事を伝えてくる業者には、注意が必要です。担当者に変更や追加の理由を確かめ、納得した上で話しを進めましょう。その際、費用や内容を必ず書面にしてもらい、履歴を残すことが大切です。また、施主自身から変更・追加を依頼する場合も書面を残し、差額費用などをチェックするようにしましょう。

イメージが違う

完成した家が自分たちの思い描いていたものとは異なるケースがあります。これは、施主と業者との間で認識の食い違いが生じるためです。たとえば、デザインや色を言葉で説明するのは難しく、微妙なニュアンスの違いが起こります。また、素人である施主は、図面から空間をイメージするのは難しいでしょう。希望するデザインや色は、写真やイラストで説明すると伝わりやすくなります。また、3Dパースなどを活用して立体的に提案してくれる業者を選ぶのも1つです。

注文住宅に関するトラブルの相談先

住宅トラブルが起きたときの相談先を確認しておきましょう。

住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)

国土交通大臣の指定を受けた住宅専門の電話相談窓口です。相談員は一級建築士の資格をもっていて、技術面から法律面までアドバイスが受けられます。内容によっては、弁護士・建築士との面談による相談も可能です。中立・公正な立場から、紛争処理手続きも行っています。ただし、こちらは申請料1万円が必要です。

法テラス(日本司法支援センター)

国が設立した機関で、法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられます。問い合わせ内容に応じて、法制度の情報、相談機関・団体の相談窓口に関する情報を無料で提供。経済的に余裕のない方の法的トラブルでは、無料で法律相談を受け、必要に応じて弁護士費用などの立替えも行っています。

国民生活センター

消費生活全般に関する相談を受け付けしています。専門の相談員が、公正な立場で処理。誰もが相談しやすい窓口になっています。先に紹介した2つに抵抗がある場合は、こちらから相談するのもよいでしょう。

注文住宅のトラブルを防ぐためには?

そもそも不動産トラブルに合わないために、注意しておきたいポイントを紹介します。

信頼できる業者を選ぶ

注文住宅では、工務店やハウスメーカー、設計事務所などに依頼します。

まずは注文住宅の実績を比較し、経験豊富な業者をピックアップしましょう。いくつかの業者に相談する中で、仕事の正確さや誠実な対応、自分との相性を見極めることが大切です。また、業者によって得意分野が異なります。ナチュラル、モダン、北欧テイストなど、自分たちが希望するテイストに強い業者を見つけるようにしましょう。

打合せや問い合わせ内容は書面にしておく

不動産トラブルでは「言った、言わない」でトラブルになるケースが多くあります。電話連絡や口約束は控え、メールやLINEで文章に残すようにしましょう。ちょっとした内容であっても、いつ、誰と、どんな話をしたかメモを残しておくのもいいですね。また、途中で担当者が変わる場合は、社内で引継ぎ書などが作成されます。漏れが出ないために、内容を共有させてもらうのも1つです。

第三者の検査機関を活用する

住宅診断のプロとして、ホームインスペクション(住宅診断)の利用を検討しましょう。住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、専門家の立場から住宅の欠陥の有無、改修すべき箇所を見極めアドバイスしてくれます。費用はかかりますが、購入前にプロにチェックしてもらうことで建物の状況がわかり、安心して取引が行えるでしょう。

まとめ

注文住宅の購入で起きているトラブルや防止対策について解説しました。注文住宅では、施工ミスや工期の遅れ、追加費用の発生など、さまざまなトラブルが起きています。実際のトラブルや防止対策を知ることで、備えることが可能です。万が一、トラブルが起きてしまった場合でも、住宅や法律専門の窓口で無料相談を受けられます。

まずは、信頼できる業者を見つけ、コミュニケーションをしっかり取って自分たちの要望をしっかり伝えましょう。また、業者任せにせず、定期的に現場へ出向いて状況をチェックするのも大切です。マイホームづくりに積極的に関わり、満足度の高い家を完成させましょう。

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