注文住宅に子ども部屋は必要?設けるメリット・デメリットを知ろう!

公開日:2023/02/15   最終更新日:2023/03/14


注文住宅を建てる際に、子ども部屋を設けるべきなのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。注文住宅に子ども部屋を設けると、メリットだけでなくデメリットも存在します。子どもを設ける際によくある失敗と、考えておくべきポイントも紹介しますので、注文住宅を検討している方は、参考にしてみてください。

注文住宅に子ども部屋を設けるメリット

注文住宅に子ども部屋を設けると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

所有物をはっきりさせられる

子どもが自分の部屋をもつことで、自分の物と家族の物を区別できるようになります。所有物をはっきりさせることで、整理整頓や掃除などの自己管理もできるようになります。

自立心が育める

子どもが自分だけのスペースをもつことで、自分の言動や行動に深く省みる時間が増えます。1人で自分に向き合う時間をもてるので、物事に冷静に取り組む力がつきます。学校で1人になる機会は少ないので、自宅に自分だけのスペースを作ることは大切なのです。

建設中から家づくりを楽しめる

新築の家を建てることは、何度も経験することではありません。子どもと一緒に家を建てる経験をすることは、教育の一環にもなります。自分の部屋ができあがっていく工程を見られるのは、子どもにとっても楽しく記憶に残るものになります。

注文住宅に子ども部屋を設けるデメリット

注文住宅に子ども部屋を設けると、メリットが多くありますが、少なからずデメリットも存在します。デメリットを理解した上で、子ども部屋を設けるべきか考えるようにしましょう。

親の目が届きにくい

子ども部屋があると、部屋に閉じこもってしまい、親の目が届きにくくなってしまう可能性があります。親に助けを求めずに、1人でふさぎ込んでしまうかもしれません。

掃除をしなくなる

自分の部屋をもつには、掃除や片付けなどの自己管理ができなくてはいけません。子どもに責任をもたせることも大事ですが、片付けの習慣をつけるのは簡単ではないため、掃除や片付けをおろそかにしてしまうリスクもあります。

成長すると不要になる

子ども部屋は必要なものだと考える方も多いですが、実際に子ども部屋が必要な時期は意外と短いのです。成長すると、遅くまで部活動をしたり塾に通ったりするようになります。外での活動が増えると、自分の部屋で活動する時間は減ってしまうのです。

子ども部屋を設ける際によくある失敗

注文住宅を建てる際には、子ども部屋の間取りを好きなように決められます。好きに決められるからこそ失敗してしまうケースも少なくありません。ここからは、子ども部屋を設ける際によくある失敗談を紹介します。

部屋の大きさで揉めてしまう

注文住宅を建てる段階では、子どもが小さい場合が多いでしょう。そのため、子ども部屋の間取りやデザインは、子どもの意見ではなく親が決めることがほとんどです。子ども部屋を2部屋用意したが大きさが違うため、成長すると部屋の大きさで揉めてしまう可能性があります。将来的に子ども部屋として使うならば、同じ大きさの部屋にしておいた方がよいかもしれません。

収納が足りなくなってしまう

大人の部屋よりも子ども部屋の方が、物が多くなります。学校での制作物や、部活動に必要な道具などで収納スペースが占領されてしまう可能性があります。子ども部屋に標準的な大きさの収納スペースを用意したとしても、入りきらずに物があふれてしまうかもしれません。子ども部屋の収納スペースを大きくするか、家族で共有できる収納スペースを作っておくとよいでしょう。

子ども部屋を設ける前に考えておくべきポイント

注文住宅を建てる際に、子ども部屋について考えておくべきポイントを紹介します。

子ども部屋への動線

先述したような子どもが部屋に閉じこもりがちを防ぐためには、家族が集まる場所を通って自分の部屋にはいれるような動線にしておくことが重要です。

理想の部屋の広さ

日常生活を自分の部屋で行うならば、5~6畳程度の広さが必要となります。ベッドと机、収納棚が収まる広さが理想的です。また、物を外に出しておくことが習慣にならないように、収納スペースのある部屋にするとよいでしょう。その方が、片付けや衣替えをする習慣をつけられるのでおすすめです。

将来的な使い方も考える

子どもが小さいうちは、1部屋で過ごすのもよいかもしれません。しかし、将来的にはひとり1部屋にしたいと考える家庭が多いでしょう。その際に、広い部屋を間仕切りするのか、あらかじめ2部屋用意しておくのか、考えておくことが重要です。

また、子どもが巣立ったあとのことも考えなくてはいけません。いつでも子どもが使えるようにしておくのか、収納スペースやゲストルームとして使うのか、事前に考えておくとよいかもしれません。

まとめ

子どもが成長するにつれて、必要な部屋の形は変化します。子ども部屋は必要なものと考える家庭も多いですが、必ず個室を用意しなくてはいけないわけではありません。また、子ども部屋について考えるときは、子どもが成長したときにどんな使い方をしたいのか、子どもが巣立ったあとにどんな使い方をしたいのか考えながら間取りを決めることも重要です。家族でしっかり話し合い、理想の家づくりを実現させましょう。

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