注文住宅を建てる際にパントリーって必要?メリット・デメリットを知ろう

公開日:2024/06/15  

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注文住宅を建てる際にパントリーを取り入れるべきかどうか、迷う人も多いのではないでしょうか。パントリーは食品以外にも食器や調理器具など、いろいろなものを収納できる便利な空間です。魅力的なイメージが多いパントリーですが、デメリットも存在します。本記事ではパントリーの必要性について、メリットやデメリットを詳しく解説します。

そもそもパントリーとは

パントリーは、家庭内のキッチンの一部または隣接した場所に設けられた収納スペースです。

このスペースは、常温で保存できる食品や調味料、消耗品などをストックするために使われます。パントリーにはさまざまな形態があります。ウォークインタイプのパントリーは、部屋全体を利用して食品を収納できる広々としたスペースです。

一方、ウォークスルータイプのパントリーは、キッチンの一部分を仕切って作られることが多く、通り抜けられるような設計になっています。

これらのタイプのパントリーは、まとめ買いをする家族や大家族にとって便利であり、食料品や日用品を効率的に管理できる場所として重宝されています。また、災害時の備蓄や非常食の保管にも適しています。

災害時には電気が使えないことも考慮し、常温で保存可能な食品を備蓄しておくことが重要です。パントリーは、そのような食料品を保管するのに適したスペースで、安全かつ効率的に備蓄できます。

パントリーのメリットとデメリット

パントリーはキッチンまわりの環境にこだわりたい人にとって、大きなメリットがあります。

それと同時に、いくつかのデメリットも存在します。それぞれについて、以下に詳しく紹介します。

メリット

パントリーを設けることで、食料品のまとめ買いができます。

食品をストックできると、スーパーでの買い物回数を減らせるので、なかなか買い出しに行けない共働き世帯には効果的です。また、まとめ買いだと量り売りの商品やセール品を購入しやすくなり、家計の節約にも役立ちます。

キッチンに物が溢れていると、料理や片付けの際にストレスを感じることがあります。しかし、パントリーを設置すれば、キッチン周りをすっきりと整理整頓できるのです。食品や日用品をパントリーに収納することで、キッチンの作業スペースが広がり、家事がスムーズになります。

さらに、パントリーを利用することで、ストックしている食品が一目で把握できます。食材や調味料などを適切な場所に整理して収納すれば、食材の在庫状況を把握しやすくなり、無駄な買い物を防げます。必要な食材もすぐに見つけられるでしょう。

デメリット

パントリーを採用すると、その分の建築費用がかかります。

扉の有無や棚の数、スペースの広さによっても変動しますが、十分な予算が必要です。パントリーの設置には、1〜2畳程度のスペースを確保する必要があり、これによってほかの部屋のスペースを圧迫することになります。

また、間取りや形状にも注意しなければなりません。パントリーを広く取り過ぎると、ほかの部屋の面積に影響が出ます。間取りを計画する際には、パントリーのサイズと配置に注意が必要です。パントリーの形状には、小部屋タイプと壁面収納タイプがあります。

小部屋タイプは生活感が出にくいものの、スペースが必要になります。一方で、壁面収納タイプは家事の効率化が図れますが、きれいに収納しないと生活感が出てしまいます。どちらも配慮するべき点があるため、効率よく管理することが大切です。

そして、パントリーを設けると、キッチンからの動線が長くなる場合があります。これにより、料理や家事の効率が低下する可能性も出てきます。パントリーの位置や配置によっては、動線を考慮した計画が重要です。

パントリーの設置は必要性を考えて判断する

パントリーは、食料や食器、キッチン家電などを収納しておくのに非常に便利なスペースです。

家庭の生活を支える必需品をまとめて収納できるため、キッチン周りを整理整頓するのに役立ちます。しかし、ただ収納するだけでなく、必要なものを適切に管理しなければなりません。過剰なものの詰め込みは、重複買いや消費期限切れの原因となります。

パントリーを導入する際には、自身や家族のライフスタイルを考慮することが不可欠です。必要性が高いと感じる場合は、導入を検討する価値があります。たとえば、大家族や料理が好きな家庭では、食品や調味料をたくさんストックしておく必要があるかもしれません。

一方で、単身者や家族が少ない家庭では、パントリーの必要性が低いかもしれません。その場合は、ほかの用途にスペースを使う方がよいでしょう。また、パントリーを設置する際は家事動線を考慮することが重要です。

たとえば、キッチンと冷蔵庫の位置関係や、買い物から帰ってきた際にすぐに食品を収納できる場所にパントリーを設置すると便利です。さらに、経験豊富な建築士やインテリアデザイナーのアドバイスを受けることが有益です。

建築士たちは家事動線や空間の最適な利用方法について豊富な知識をもっており、パントリーの設置場所や形状などについての適切な提案を行ってくれます。専門家のアドバイスを受けることで、満足度の高いパントリーを設置できるでしょう。

まとめ

注文住宅を建てる際にパントリーの導入は重要な選択肢です。パントリーは、キッチン周りの収納や家事効率を向上させる便利なスペースです。また、食品のまとめ買いや災害時の備蓄にも適しています。しかし、建築費用やスペースの確保、間取りの影響など、デメリットも考慮すべきです。自身や家族のライフスタイル、専門家のアドバイスを参考に、パントリーの必要性を判断することが重要です。パントリーの設置は慎重に計画する必要があります。

 

 

 

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